「えっ、もう終わったの?」
——2025年5月に販売されたマクドナルドのハッピーセット「ちいかわ」が、全国の店舗でわずか数日で販売終了となり、ネット上では驚きと困惑の声が広がっています。
発売初日から店舗は大混雑、フリマアプリでは即転売、そして再販の予定もキャンセルに……。
なぜここまでの混乱が起きたのでしょうか?
この記事では、ちいかわハッピーセットが即終了した理由と現場の様子、公式発表、再販の可能性までを詳しく解説します。
「ちいかわ」ハッピーセット、たった数日で販売終了
日本マクドナルドが2025年5月に販売したハッピーセット「ちいかわ」が、あまりの人気ぶりにより、わずか数日で販売終了となりました。
ファン待望のコラボでしたが、あまりに短い販売期間に「買えなかった」「再販してほしい」といった声が多く寄せられています。
第1弾:5月16日〜わずか3日で終了
第1弾のおもちゃは5月16日(金)に発売されましたが、なんと3日後の19日には早期販売終了が発表されました。
SNSでは「もう売り切れ!?」「初日に並んだけど買えなかった」という悲鳴が相次ぎました。
第2弾:5月23日〜これも即終了
続く第2弾は5月23日(金)からスタート。
しかしこちらも多くの店舗で即日完売となり、実質的に販売されたのはたった1日から2日という短さでした。
第3弾(再販)は中止に
当初は、5月30日から第1弾・第2弾のおもちゃを再発売する「第3弾」が予定されていましたが、マクドナルドは公式に「ちいかわの販売はございません」と発表。
再販も取りやめとなってしまいました。
マクドナルド公式が発表した「販売終了」の理由
マクドナルドの公式サイトでは、ハッピーセット「ちいかわ」の販売終了について、「お客様から大変ご好評いただいており、多くの店舗で販売を終了した」と説明しています。
今後の再販は予定なし
公式のアナウンスでは、第3弾の実施も中止されることが明言されており、再販の見込みはありません。
これは、予想を大きく上回る需要に生産と流通が追いつかず、継続販売が難しくなったためと見られます。
購入できなかった人への謝罪と代替対応(マインクラフトなど)
代替として、ハッピーセットを購入した人には「マインクラフト ザ・ムービー」「えほん」「ずかん」などのおもちゃを配布。
また、購入できなかった人々に向けて「ご期待におこたえできないことを深くお詫び申し上げます」との謝罪文も掲載されました。
販売開始初日から大混雑! 現場の様子とは?
人気キャラクター「ちいかわ」との初コラボは、発売初日から全国のマクドナルド店舗で大混雑を引き起こしました。
早朝から行列、注文待ち時間は30分超
16日の発売当日は早朝から店舗前に行列が発生。
昼マック開始の10時半からは注文が殺到し、場所によっては30分以上の待ち時間が発生しました。
一部店舗での品切れや混乱
一部の店舗では早々に在庫が尽き、午後にはおもちゃが品切れに。
店内の混雑だけでなく、ドライブスルーも大行列となり、通常メニューを利用する客にも大きな影響が出ました。
「転売対策」も追いつかず…フリマアプリで即出品
今回の大混乱の一因となったのが、転売目的での購入です。
マクドナルドの個数制限「1人4セットまで」
マクドナルドは事前に「おひとりさま4セットまで」と制限を設け、転売防止を図っていました。
さらに、「営利目的の購入はお控えください」との呼びかけも行っていました。
転売目的の購入者が多数
しかし現実には、発売当日の午前中からフリマアプリには「ちいかわ」のおもちゃが多数出品されており、中には定価の数倍で販売されるケースも。
個数制限や注意喚起だけでは対応しきれなかったのが実情です。
週末には完全終了、通常客にも影響
販売初日からの混雑は週末まで続き、多くの店舗で週末のうちに「ちいかわ」おもちゃが完全に終了しました。
混雑は店舗内だけにとどまらず、ドライブスルーでは交通渋滞を引き起こし、近隣住民からは苦情の声も。
また、通常メニューだけを購入したい客からも「待ち時間が長すぎる」「対応が間に合っていない」といった不満が見られました。
まとめ
マクドナルドのハッピーセット「ちいかわ」が即終了となった背景には、予想をはるかに上回る人気、転売目的の買い占め、そして店舗運営の混乱など、複数の要因が絡んでいました。
再販が中止となった今、購入できなかったファンの間では落胆の声が広がっています。
マクドナルドは今後も魅力的なコラボ企画を展開していくとしていますが、次回は混乱を避けるためのさらなる対策が求められることでしょう。